朝ストレッチで得られる効果とは?おすすめの方法や注意点をご紹介

最近では、朝からお稽古やスポーツをする人が増えており、ますます健康志向に拍手がかかっています。

それだけ、朝から身体に良いことを習慣にしたいと考えている人は多いようです。

しかし、朝の時間帯は支度の時間に追われたり、寒い時期には布団でもう少し寝ていたい気持ちになるなど、なかなか運動や習い事を習慣にしていくことは難しいことかもしれません。

そこで今回おすすめしたいのは、朝から少しの時間で健康的な身体作りが実現できる「朝ストレッチ」です。

今回は、朝ストレッチを行うことで得られるさまざまな効果について解説していきます。

また、朝から簡単にできるストレッチ方法もご紹介しますので、気軽に実践していきましょう。

朝ストレッチの効果とは?

寝起きに朝日を浴びる女性

次に、実際に朝ストレッチを行うことでどのような効果が得られるのか見ていきましょう。具体的には、下記のような効果が期待できます。

  • 心と体を目覚めさせる
  • 代謝を上げる
  • 集中力アップ

それぞれの内容について、詳しく説明していきます。

朝ストレッチの効果①心と体を目覚めさせる

朝起きてすぐに、体の目覚ましのスイッチを入れることは難しいことかもしれません。

布団からなかなか出ることができない時もあるかと思いますが、朝ストレッチは寝たままでも行うことができます。

ストレッチによって血液循環が良くなれば自律神経のバランスも整い、自然と活動しやすくなるのです。

さらに、朝ストレッチを1日の最初に習慣化していくと生活リズムが安定し、夜になると副交感神経が活性化していくので快眠へと導く効果も期待できます。

朝ストレッチの効果②代謝を上げる

睡眠中、私たちの体は動きが少ないため、筋肉が収縮しやすい状態になります。

そうなると、体も冷えてしまって老廃物が溜まり朝起きるときにむくみを感じやすくなるのです。

そこで朝起きてストレッチを行い、固まった筋肉をほぐしていくと、自然とリンパや血液の流れが促進されます。

結果、溜まっていた老廃物が排出されやすくなり、むくみの解消につながります。

また、筋肉がほぐれていくと筋肉をつなぐ関節の動きもよりスムーズに改善され、体を効率的に動かすことができるようになるので基礎代謝の向上にもつながります。

朝ストレッチの効果③集中力アップ

私たちの体は、脳から信号を伝えることによって各器官を動かすことができる構造になっています。

そして、脳からの信号を伝えるには、酸素が必要になります。

また、酸素は血液のなかで運ばれているため、血流が良くないと酸素循環も悪くなってしまいます。

そのため朝ストレッチで血液循環を良くして、脳にたっぷりの酸素を送り込むことができれば、脳の処理スピードが向上するので、その結果集中力アップにつながります。

朝ストレッチの注意点

朝にストレッチをする女性

次に、朝ストレッチを効果的に行うための注意点をご紹介します。

朝は筋肉が固まっているため、いきなり強い力を入れてしまうと、筋肉を痛めてしまうリスクがあるため気を付けましょう。

また、関節の可動域も日中の活動時に比べると狭くなっているため、無理は禁物です。

必ず朝ストレッチを行う際は、徐々にゆっくりと行うようにすることがポイントです。

寝たままできる朝のおすすめストレッチ

寝起きに伸びをする女性

次に、朝のおすすめストレッチを3つご紹介していきます。

朝ストレッチは布団で横になったままできるものもあれば、朝の支度中など立ったままできるものまであります。

ご自身の朝のルーティンに合わせて、都合の良い時間を見つけてストレッチを習慣化していきましょう。

おすすめ朝ストレッチ①バンザイ&深呼吸

1つ目にお伝えするのは、仰向けで行う全身を伸ばす「バンザイ&深呼吸ストレッチ」です。

下記の手順で、縮こまった筋肉をゆっくり伸ばしていきましょう。

① 仰向けで息を吸いながら、両手は上の方向に伸ばしていく
② 同時に足先は下の方向に伸ばしていく
③ 指も思い切り開く
④ 伸びきったら、息を吐いて一気に脱力する

おすすめ朝ストレッチ②股関節開き

2つ目にご紹介するのは寝たままできる「股関節開きストレッチ」です。

血行促進や骨盤の歪みを整える効果が期待できます。

① 仰向けで寝たまま膝を立てる
② 足の裏同士を合わせるようにして、膝をゆっくり外側へ開いていく
③ そのままの姿勢を10秒キープする

膝を上下させずに脚の重みを使って股関節を伸ばしていくことがポイントです。

おすすめ朝ストレッチ③手首&足首まわし

3つ目は「手首&足首を回すストレッチ」です。

全身の末端まで血流を促すことで、寝ている間に冷えて固くなった体をほぐしていきます。

① 仰向けの状態で手足の指に力を入れる(グーのポーズ)
② 手足の力を抜く(パーのポーズ)
③ グーパーをゆっくり5回ほど繰り返す
④ 手首と足首を左右に5回ずつゆっくり回す

また、今回は寝たままできるストレッチをご紹介しましたが、手首&足首回しは立った状態でも行うことができます

朝ストレッチの効果をもっと上げる方法

朝すっきり起きた女性

次に、朝ストレッチの効果をより上げることが期待できる方法についてご紹介します。

  • 有酸素運動を行う
  • 歯磨きや通勤時のつま先上げ下ろし運動を行う
  • 朝シャワー
  • パーソナルストレッチを受ける

上記の効果について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

朝ストレッチの効果アップ方法①有酸素運動を行う

ダイエットや痩せやすい体質作りを目指している人は、ストレッチに加えて、朝一の有酸素運動がおすすめです。

朝起きてすぐは体を動かすエネルギー源である糖質が不足している状態のため、有酸素運動を行うことで体脂肪をすばやく分解することが期待でき、体脂肪が減少しやすくなります。

なお、空腹状態で無理なトレーニングをし過ぎてしまうと逆効果にもなるため、朝一の有酸素運動としては早歩きや軽いジョギング程度が良いでしょう。

朝ストレッチの効果アップ方法②つま先上げ下ろし運動

つま先上げ下ろしは、歯磨きの際や通勤時の電車のなかなど、朝のルーティンに取り入れやすい運動です。

ゆっくりつま先を上げ下ろしするだけで、ふくらはぎを効率的に動かすことができるため、下半身の血行を促すことができます。

また、ふくらはぎの筋肉を朝から動かすことは、日中の活動時の疲れにくい歩行につながります。

朝ストレッチの効果アップ方法③朝シャワー

ストレッチとともに目覚めのスイッチを入れて朝からスッキリしたい人には、朝シャワーがおすすめです。

朝シャワーは寝ている間にかいた汗を落とすだけではなく、自律神経を整えたり、代謝を良くしたりする効果が期待できます。

また、寝ている間に雑菌が繁殖して体臭の原因にもつながることがあるため、朝シャワーは体臭予防にもつながります。

朝ストレッチの効果アップ方法④パーソナルストレッチを受ける

朝ストレッチは疲労回復や代謝アップ、ダイエットに運動不足などの効果が期待できますが、1人でおこなうには、なかなか理想通りにできないこともあるでしょう。

また、朝ストレッチの目的達成に向けて、もっと効率的な方法を考えたいと考える人もいるかもしれません。

1人でうまくストレッチができない方や、自身の目的に向けて効率的な方法を探している方には、パーソナルストレッチがおすすめです。

パーソナルストレッチは身体の仕組みに熟知したプロのトレーナーが、あなたの目的に合わせた理想的なストレッチを展開していきます。

そのため、ダイエットや代謝アップを効率的に行えることや、姿勢改善や骨盤矯正にも貢献してくれます。

朝ストレッチは効果的!|まとめ

あなたがこれから朝ストレッチを習慣化することができれば、今までと違う体の感覚や心の変化を感じることができるでしょう。

また、朝一から心身ともにスイッチが入ることは、仕事や勉強、家事など生活パフォーマンスの向上も期待できます。

ぜひ、今回ご紹介したストレッチをあなたの朝の健康ルーティンにしながら、健康的な体作りを目指していきましょう。