ストレートネックの原因は?もたらす病気や診断・予防法を解説!
ストレートネックは別名「スマホ首」とも呼ばれており、インターネットが普及した私たちの時代には悩んでいる方が多いかもしれません。
ストレートネックを放置しておくと、思いがけない病気や症状に繋がる可能性があります。
記事の後半ではセルフチェックの方法も紹介しておりますので、ぜひこの記事を参考に、ストレートネックを解消していきましょう!
目次
ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来あるべきとされている骨の曲がりが少なくなり、名前の通りストレートになっていく状態の首のことをいいます。
本来あるべきとされている骨の曲がりは、重い頭を支えている役割があり、このカーブで上手くバランスを取っています。
しかしストレートネックになるとこのカーブがなくなるので、頭をバランスよく支えることができなくなり、だんだん頭が前に出てきてしまいます。
これが続くと首に大きな負担をかけてしまい、筋力が衰え、更に他の部位にも影響を及ぼす恐れがあります。
ストレートネックがもたらす病気・症状
ストレートネックが原因で病気に繋がってしまうケースもあります。
ストレートネックがもたらすとされている症状は以下の通りです。
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 自律神経失調症
- 首や肩こり
- 他の痛みやしびれ
- 重さやだるさ
これらが当てはまる人は、無意識にストレートネックになっているかもしれません。
特に首や肩こり・痛みなどは代表的な悩みですが、分かりやすいとされているストレートネックの症状は以下の通りです。
- めまい
- 目の疲れ
- いびき
- 不眠症
- しびれ
- 頭痛
- 胃の痛み
- 背中の痛み
この症状が複数当てはまる人は、ストレートネックが原因になっている可能性が高いです。
首周りの筋肉が凝り固まっていたり、筋肉が圧迫されて血流が悪かったり、姿勢が悪いことが原因でこのような症状を引き起こします。
不眠症は関係ないと思っている人も少なくないですが、寝るときに上記の症状が気になったり、痛んだりして寝ることができない状態が続けば不眠症に繋がってしまいます。
【当てはまるかも?】ストレートネックの原因
何が原因でストレートネックになってしまうのか、その要因はいくつか考えられます。
特にネットが普及した現代では、尚更ストレートネックになりやすく、悩みを抱えている人が多くいます。
4つの原因を詳しく説明していきますので、当てはまる場合は改善していきましょう!
ストレートネックの原因①枕
枕の高さが正しくない場合、ストレートネックを引き起こす原因になる可能性があります。
正しいとされている枕の位置は、マットと首にスペースができない様、枕の裾が肩口に付くくらいとされており、枕の中央に頭を置き寝ます。
後頭部から首筋までを支えることができるように枕を使うことがポイントです。
横向きで寝る際も同じく、枕の裾を肩口に付けるイメージです。
枕で寝てみた時、リラックスできているかどうかで高さを調整してみてください。
ストレートネックの原因②スマホ
スマホを見るとき、下を向くことが多いですよね。
画面に集中していると、自分の姿勢が気にならなくなり、どんどん前かがみになってしまいます。
スマホを見る姿勢は、ストレートネック以外に二重あごや首のシワが増える原因となりますので、見た目も老けてしまいます。
ストレートネックの原因③デスクワーク
デスクワークは、つい姿勢を気にせず作業してしまいがちです。
デスクワークをする上で、このような経験はありませんか?
- 背もたれに寄りかかりながら首が前に出ている
- 画面を覗き込むように作業をしている
- 猫背になりがち
- 硬い椅子に長時間座っている
この4つはストレートネックに繋がる原因で、毎日デスクワークの生活を続けていると更に悪化してしまいます。
そして、悪い姿勢でデスクワークをしていると、頭や肩・首が凝ってどんどん固まっていきます。
頭痛や目の疲れにも繋がってしまうので、正しい姿勢を保つことや、仕事環境を整えることが重要です。
【簡単!】セルフストレートネック診断
「もしかするとストレートネックかも?」と疑いがある人に向けて、自分で簡単にできるセルフ診断を紹介します。
準備するものは特に無く、壁さえあればストレートネックのチェックができます。
② ①のままお尻を壁に付ける
③ ①②のまま両肩を壁に付ける
①から③をおこなった状態であごを引き、後頭部が自然に壁に付く場合はストレートネックの可能性が低いとされています。
反対に、後頭部が壁に付かない場合はストレートネックの可能性が高いとされています。
また、意識すれば後頭部が壁に付く場合は今後ストレートネックになる可能性がありますので、注意しましょう。
ストレートネックを解消する方法
ストレートネックは本来曲がっているはずの骨がまっすぐになってしまっている状態なので、簡単に治すことはできません。
しかし、習慣化している悪い癖などを意識し、ストレッチやマッサージをおこなうことで、少しずつではありますが改善していく可能性があります。
ストレートネック解消法①姿勢を改善する
まずは根本的に、ストレートネックの原因である姿勢を改善する必要がありますので、主にデスクワークやスマホを見ている際の姿勢に気を付けましょう。
特に気を付ける姿勢は「座っているとき」です。
画面に近づいて前のめりになったり、お尻が前の方にずれたり、背中が曲がっていたりと、悪い姿勢を長時間続けることがストレートネックの原因を作ります。
椅子には深めに座って背筋を伸ばし、正しく楽な姿勢を保てるようにしましょう。
ストレートネック解消法②ストレッチをする
ストレートネックは名前の通り首に負担がかかっている状態なので、首のストレッチを心がけましょう。
② ゆっくりと右手の重みで頭を横に倒し、20秒程キープする
③ 反対も同じようにおこなう
首の負担を減らし、凝り固まっている筋肉をほぐすことで、ストレートネックを緩和することができます。
深呼吸をしながらストレッチやマッサージをしてみてください。
ストレートネック解消法③整骨院に通う
良い姿勢やストレッチ・マッサージを心がけていても改善されない場合は、しっかりとプロに頼ることが大切です。
特に普段から反り腰や猫背になりがちな人は、なかなか改善されません。
骨盤自体が歪んでしまっていたり、重度のストレートネックに悩んでいる方はぜひ整骨院をおすすめします。
整骨院は専門的なので、施術後の骨格バランスを維持してインナーマッスルを強化することができ、筋肉の負担を減らすことができます。
ストレートネックは予防できる?
ストレートネックはもちろん予防することができます。
先程紹介したストレートネックを解消する方法と同じで、姿勢を意識し、ストレッチやマッサージを定期的におこなうことで予防にも繋がります。
スマートフォンの長時間使用を控え、長時間同じ姿勢にならない様、姿勢を変えることも大切です。
ストレートネックとは?|まとめ
ストレートネックは、本来曲がっている骨がまっすぐになってしまう状態のことをいいます。
原因には姿勢の悪さや枕の高さ・スマホやデスクワークが多く、長時間悪い姿勢を続けることでストレートネックになりやすい傾向にあります。
- 姿勢の改善
- ストレッチ
- 整骨院に通う
これらの方法を習慣化することで、ストレートネックの予防・改善に繋がります。
簡単にセルフチェックをする方法も紹介しましたので、ぜひ気軽に試してください。
ストレートネックは自分の力だけでは簡単に治すことができませんが、習慣を改善しプロに頼ることによって、身体が軽くなるかと思いますので、記事内の解消法を積極的におこなってみてください!