疲労回復にストレッチが効果的な理由とは?疲労の原因も徹底解説!
「朝、起きるのがつらい」「寝ても疲れが取れない」など、日々の生活で疲労を感じることがあるのではないでしょうか。
現状、疲労をうまく解消できずに溜め込んでいる・悩んでいる方が多い傾向があります。
疲労は溜めすぎると、心身ともにさまざまな不調や病気につながるリスクが高くなるため、対処法を考えていく必要があります。
そこで今回、ストレッチが疲労回復にどのような効果があるのか、疲労回復に効果が期待できるストレッチについてご紹介します。
疲労回復に向けて、早速今日からストレッチを実践していきましょう。
目次
疲労の原因について
疲労を起こす原因についてご説明します。
一般的に疲労を感じるケースは、動いた後や激しい運動の後でしょう。
活動後の一時的な疲労の場合は、しっかりケアをしたり、ぐっすり寝ることで疲れも取れます。
しかし、疲労は動いた後だけに発生するものではありません。
人によっては、何もしない状態でも疲労を感じる方が多く居ます。
動いていない状態で起こる慢性的な疲労の原因は以下の通りです。
- 血行不良
- 自律神経の乱れ
- 歪んだ姿勢
- 運動不足
見落としがちな疲労のサインとは?
疲労を感じた場合、すぐにケアをして疲れを取ろうとしている方は問題はありません。
しかし、疲労を溜めていても感じることができない方や、疲労が分かっていても放ってしまっている方は気をつけなければいけません。
そこで、下記に見落としがちな疲労のサインをご紹介します。
該当する項目が多い方は、疲労が溜まっている可能性が高くなるので注意しましょう。
- 朝起きるのがつらい
- 全身に倦怠感がある
- やる気が出ない
- 集中力がない
- 考えがまとめられない
- 活動時も眠い
- 食欲がない
- 肌荒れがひどい
- 肩こりや腰痛がある
上記の他にも、今までの生活習慣と違うような状況で体調・気持ちの変化が起こった場合は疲労の蓄積が考えられます。
「疲労が溜まっているな?」と感じたら、放置することなく、ぜひストレッチを実践していきましょう。
また、疲労がなかなか取れない場合は他の病気が隠れている可能性もあります。
体に違和感がある方は、必ず自己判断することなく医療機関に相談してください。
疲労回復につながるストレッチの効果
ストレッチにはさまざまな効果があり、行うことで疲労回復につながります。
主に下記のような多くの効果が期待できます。
- 血行促進や代謝アップ
- 1日の疲れが気軽に取れる
- 精神的にリラックスできる
- 姿勢改善に役立つ
それぞれ疲労回復につながるストレッチの効果について、確認していきましょう。
ストレッチの効果①血行促進や代謝アップ
デスクワークやパソコン作業など、長時間同じ姿勢による筋肉の緊張状態が続いている方は、血行不良が起こっているかも知れません。
血行不良で全身を巡る血液の流れが滞ってしまうと、筋肉を動かしたときに発生する疲労物質が停滞してしまいます。
疲労物質が停滞すると、肩こりや腰痛など体の不調を引き起こすことにもつながるため、注意が必要です。
ストレッチを行い筋肉の柔軟性を高めることで、血流を促進できます。
また、血行が良くなると代謝も上がり老廃物も排出されやすくなるため、むくみや冷え性の解消が期待できます。
ストレッチの効果②1日の疲れが気軽に取れる
疲労はその日に取ることが一番理想です。
ゆっくりお風呂に浸かったり、美味しい食事を摂ったりすることで疲れが解消できれば良いでしょう。
しかし、これらを毎日行うとなると、なかなか継続できないものです。
そこで、ストレッチで体を動かす習慣を身につけておくと、疲労回復とともに健康的な体を維持できます。
実際に筋肉を動かして行うことが体や脳の活性化にもつながります。
ストレッチの効果③精神的にリラックスできる
疲労が溜まると自律神経のバランスも乱れてしまい交感神経が活発になるため、リラックスすることが難しくなります。
ストレッチを行うことにより副交感神経の働きを活発にして、心身ともにリラックスできます。
また、寝る前にゆっくり呼吸をしながらストレッチを行うと質の高い睡眠にもつながるでしょう。
ストレッチの効果④姿勢改善に役立つ
疲労が蓄積されている場合は、さまざまな筋肉に負担がかかっている状態です。
筋肉に負担がかかっていると常に筋肉は引っ張られた状態になり、骨盤や背骨も歪んでいきます。
さらに、歪んだ骨盤や背骨は猫背や反り腰などを起こしてしまい、不良姿勢を助長するおそれがあるのです。
そこで、ストレッチを行い凝り固まった筋肉をほぐしていくことで、歪んだ姿勢の改善につなげることができます。
疲労回復に効く背中ストレッチ3選!
次に、疲れが溜まりやすく凝り固まっている背中に効果的なストレッチを3選ご紹介します。
ストレッチは痛みがでないようにゆっくり、気持ちの良い範囲で行いましょう。
背中ストレッチ①スバイナルツイスト
最初にご紹介する背中ストレッチは、スバイナルツイストです。
背中全体を捻ることで、身体の緊張をほぐす効果が期待できます。
やり方は、以下の通りです。
②両手を使って左ひざを胸に引き寄せる
③手のひらは床で、左手を肩と同じラインで真横に伸ばす
④右手は左のひざに添える
⑤左足を右側へゆっくりと倒していく
⑥目線は左側に向ける
⑦そのまま呼吸を止めることなく30秒キープ
⑧反対側も同様に行う
骨盤から捻るようにして、肩が床から浮かないように気をつけましょう。
背中ストレッチ②キャット・アンド・カウ
次に、ご紹介するストレッチはキャット・アンド・カウです。
疲れている体の背骨は、動きやすい箇所とそうでない箇所がはっきり分かれています。
背骨全体を動かすことができるキャット・アンド・カウのストレッチで、筋肉の緊張緩和と自律神経の調整を行いましょう。
やり方は、以下の通りです。
②手は肩幅に開いて肩の真下に手のひらをつく
③脚は腰幅に開いて股関節の真下に膝をつく
④つま先を寝かせる
⑤呼吸とともにお尻から背中、首の順で体を丸めていく
⑥体が丸まったところで、息を吸いながらお尻から背中、首の順で体を反らせていく
⑦反りきったところで、また丸める動作を繰り返し行う
背骨を一つずつ動かしていくイメージで行いましょう。
背中ストレッチ③全身伸ばし
最後にご紹介するストレッチは、全身伸ばしです。
背伸びをしたとき、気持ちが良いと感じることはありませんか?
実際、全身伸ばしストレッチは背中など体全体を伸ばすことで、心身ともにリラックスできる効果が期待できます。
やり方は、以下の通りです。
②足を肩幅より広めに開く
③手を組んで頭の上に伸ばす
④大きく息を吸いながら両手と両足を遠くに離すイメージで伸ばす
③そのまま息を吐きながら全身の力を抜く
今回は仰向けのやり方をお伝えしましたが、全身伸ばしは立った状態でもおこなうことができます。
「疲れたな」と感じた時は、その場で全身伸ばしストレッチを行いましょう。
ストレッチ効果を最大限に発揮するにはパーソナルストレッチ!
ストレッチは簡単に自宅で始めることができますが、正しい姿勢で行うことでより効果が発揮されます。
そのため、しっかり効果を感じたいという方はパーソナルストレッチがおすすめです。
プロによるパーソナルストレッチを受けることで、効率良く筋肉のバランスを整え、自律神経の乱れを改善できます。
また、自律神経の乱れや筋肉のバランスが整うと、過食や姿勢・ボディラインを改善する効果もあるので、ダイエットとしてもおすすめです。
疲労回復に効果的なストレッチ|まとめ
ストレッチは凝り固まった筋肉や血行不良、ストレスによる自律神経の乱れによる疲労に対して、毎日継続することでより効果が発揮されます。
1人でストレッチを継続するのが難しいと感じる方・より効果を感じたい方は、プロのパーソナルストレッチを受けるのがおすすめです。
ぜひ、ストレッチを毎日の習慣にして、疲労回復とともに疲れを溜めない体作りを目指していきましょう。